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私のサイクリングコース 弐之続

昨年秋、千葉県北西部に位置する「印旛沼」の西印旛沼周回サイクリングコースを紹介しましたが、今回は北印旛沼サイクリングコースです。

京成電鉄北総線に沿ったサイクリングロードから北印旛沼の西岸に向かう道すがら、四季折々に姿を変える「里山」の一画に苔生す古寺が深緑に囲まれひっそりと建っています。

聖武天皇の命を受け、僧「行基」が天平15年(743年)に創建したと伝わる「松虫寺」で、次のような寺伝があります。

『聖武天皇の皇女「松虫姫」が難病を患い、病臥の日を送っていたある日、下総萩原の薬師如来が姫の夢枕に立ち、「東国に下向し祈れば難病も良くなる」とのお告げがありました。

聖武天皇は松虫姫を牛の背に乗せ、僧「行基」と乳母「杉自」、数人の従者とともに下総に向かわせました。

一行が下総印旛にある萩原の地に着くと夢に見た薬師堂があり、祈りを捧げながら村人たちとの共生のうちに姫の病は快癒しました。

姫が帰京の際、年老いた乳母杉自と姫を背に乗せてきた牛が残ることになりましたが、牛は姫との別れを哀しみ、池に身を投げ、その池は「牛むぐりの池」と伝えられています。』

「牛むぐりの池」は現在、松虫姫公園のなかにある調整池として整備されています。

松虫寺を後にし、厳しいアップダウンロードを過ぎると、眼下に北印旛沼が現れます。

北印旛沼西岸はサイクリングロードが整備されていますが、東岸はまだ未舗装で、周回コースとして整備されるのを楽しみにしています。

今夏も猛暑のなか美味しいビールのため、蝉の声が染み入るロードを熱中症にならない程度に走りたいと思います。

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